「お先に~」と帰るのは心苦しいが…

仕事をしていると定時だけで終われないことも多々あり、時には休日(土日祝)の対応が必要なことも発生。自分たちの都合だけで物事が運ぶわけでなく、当然そこにはクライアントの都合が存在します。部下さんたちが臨機応変に対応してくれているなか、管理職だけ「お先に~」と職務を終えるのは心苦しくて仕方ありません。さりとて、子供が幼少の頃はお迎え時間が迫ってきていて、後ろ髪を引かれるように去っていかねばならず。コロナ禍以降はリモートワークが浸透してきているので、ワーママ部下さんたちの様子を見ていると、やや時間的な制約も緩和されつつあるように感じますが、それでもカウントダウン状態にあることに変わりなし。常に時間に追われてしまうの、もう、無理~! って叫びたくなることもしばしばです。

赤いプッシュピンを持つカレンダーのコンセプトイメージ
写真=iStock.com/XtockImages
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定時後の対応をどうするか

人に与えられた時間は1日24時間で、どのような立場・状況であったとしても等しく同じ。パソコン持ち帰りやら会社スマホ携行やら、いろいろな道具を与えられたりしますが、定時以外であれば「できる限り速やかに対応する」ということでかまいません。逆に、管理職仲間のなかには「プライベートの時間は一切対応せず」を貫いている人もいて、否定するつもりはないのですが、「そこ、徹底する所じゃないでしょ」とつい思ってしまいます。大事なのは、自分主体ではなく相手主体で考えること。自分は家庭事情で先に帰ってきているけれど、部下さんたちはまだ仕事をしている場合に、知らん顔で通すのか、相手の気持ちに寄り添うのか? 私はできる限り後者でいたいです。定時以外の対処法、無理ならばもちろんスルーでも仕方ありませんが、可能な範囲でチェックするようにして、より早めにレスポンスすることで、部下さんたちとの信頼関係構築やその後の「自分の積み残し防止」に役立つこともあります。ちなみに、部下さんたちと「急ぎの場合はスマホにチャットをお願い」等、その連絡手段について限定をしておくと、あれもこれもチェックする必要がなく済むので便利です。