不安な気持ちを和らげる方法

上司の嫌な叱責を消す「オーディトリー・スイッシュ」

① 上司に叱責された言葉(または、ほかの人が言われていた言葉)を音として思い出します。そのときにどんな気持ちか(悲しい、つらいなど)を言語化します。

② 逆に、最高にいい状態を思い浮かべ、あなたにとって「心地よい音」を想像します(あこがれの先輩に「よく頑張っているよ」とか「○○さんって、仕事できるよね」などの励ましや賞賛の声など)。

その言葉を聞いたときにどんな気持ちがするかを言語化します(ワクワクする、うれしい、リラックスできる、安心するなど)。

③ 大きなスピーカーと両手にスピーカーのリモコンを持っている姿をイメージします。そして、そのスピーカーから①の嫌な音が聞こえてくるところを想像します。

④ 音が聞こえてきたら、スピーカーのスイッチを片方のリモコンを使ってオフにします(実際にリモコンボタンを押すように、指をグッと下に押し下げます)。

嫌な音は消えていきますが、それでも嫌な音が聞こえてきそうなら、力強くリモコンのボタンを押して音を消します。

⑤ 嫌な音を消したら、もういっぽうのリモコンをオンにします。ここであなたにとって②の心地よい音が頭の上から光のシャワーのように降り注ぐのをイメージします。そして、そのあとに定着させるために自然音(たとえば、川のせせらぎ、鳥のさえずり、波の音など)を想像し、その音が繰り返し聞こえてくるイメージをします。

その音がずっと聞こえてきたら、深呼吸してリラックスしている自分を感じます。

⑥ ③から⑤を繰り返します(最初はゆっくりと。慣れてきたら早送りする感じで繰り返す)。

⑦ 最後に上司の嫌な言葉(音)を思い出します。そのときに嫌な感じやつらい感じが薄まっていたらOKです(変化が感じられない場合は、心地よい音を別の音に変えてみる)。

朝の気分を変えるだけで行動は変わる

以上が、音によるオーディトリー・スイッシュですが、いずれにしても、朝起きた状態が「自分はダメな人間だ」というような内的な会話になっているという自分に気づくことが大切です。「また、内的な会話が不安の感情からきているな」と自分自身を俯瞰ふかんして見られるようになることです。

それだけでも不安が和らいでいきます。実際にクライアントさんの中にも、オーディトリー・スイッシュを毎朝続けたら、会社に行っても上司と話ができるようになり、ミスもなくなりましたという人がいます。

朝の気分を変えるだけで、「こんなときに上司に相談すればいい」と対策も立てることもできて、「大丈夫かもしれない」「いけるかもしれない」「いまはダメそうだから、あとで声をかけよう」と、意外とスーッと行動に出られたりするのです。