過干渉上司に慣れてしまうと危ない

部下の方は、上司が過干渉のタイプと気づいたら「この上司は過干渉で嫌だな」と思う感覚を大切にしてください。ここでお伝えしたような方法で、上司の過干渉を積極的にコントロールし、うまくかわすことが、自分のためにもなります。業務に問題が生じているようなら、上司の上司に相談することも考えておきましょう。

なかなか難しいかもしれませんが、もし自分が上司の立場で「過干渉になっているな」と気付いたら、マネジメントの資質を問われる重要なところだと自覚し、部下を信じて「任せる」ことから始めてみてください。

上司がいつまでもプレーヤー気質でいると、部下が成長できません。だからこそ、上司は部下に任せて、失敗したときにはフォローするというスタンスをとる。それを意識しておかないと、知らず知らずのうちに自分が過干渉上司になってしまいます。

構成=池田純子

井上 智介(いのうえ・ともすけ)
産業医・精神科医

産業医・精神科医・健診医として活動中。産業医としては毎月30社以上を訪問し、精神科医としては外来でうつ病をはじめとする精神疾患の治療にあたっている。ブログやTwitterでも積極的に情報発信している。「プレジデントオンライン」で連載中。