2012年7月25日(水)

なぜお金持ちは缶コーヒーを飲まないのか?

『なぜ貯金好きはお金持ちになれないのか?』チョイ読み【第4回】

PRESIDENT BOOKS /PRESIDENT Online スペシャル

著者
北川 邦弘 きたがわ・くにひろ
ファイナンシャルドクター

北海道出身、1957年生まれ。早稲田大学政経学部卒業。総合商社勤務の後に不動産デベロッパーに20年勤務。バブル期に100億円近い債務を背負い、自宅は競売に付され、預貯金も差し押さえられる。職までも失うが、友人たちの応援を受けて2002年にライフデザインシステム株式会社を設立し、新たにファイナンシャルドクターとして個人の資産運用を啓蒙する仕事で再起を遂げた。
投資、不動産、相続対策、ライフプランと横断的な切り口で、約3,000件の相談をこなす。幸い2007年までの株高に恵まれ、投資信託販売で某証券会社全国第2位の業績を獲得したが、リーマンショックで顧客の資産を損ね、再び絶望の淵に落とされた。この危機に資産を失う人と逆に資産を増やす人がいることを目の当たりにして、資産運用の真髄を知る。今では海外視察を繰り返しながら世界分散投資を徹底している。
すべての体験を糧に、100歳までたくましく生き抜く人生戦略(定年までに1億円を作るプロジェクト)の普及に取り組んでいる。早稲田大学エクステンションセンターで人気講座「心豊かに生きるためのお金のお話」を9年間連続開講中。また、オールアバウトで資産運用のプロとして「大人のお金トレーニング講座」を連載中。CFP(上級ファイナンシャルプランナー)取得者。

公式ウェブサイト:http://www.xfpx.com/
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メール:k@xfpx.com

執筆記事一覧

ファイナンシャルドクター 北川邦弘

日本ほど、街中に自動販売機やコンビニがあふれている国もない。

ヨーロッパでは自動販売機を見つけることがむずかしいくらい少ない。日本は設置基準がゆるいのだろうか。そして、自販機を置くだけで設置者が儲かる国なのだろうか(安全で破壊、盗難が少ない国である、という理由もあるが)。それほどに人は、気軽に自販機でいろいろな物を買う。買ってもらうと国のGDPに少々貢献し、誰かが潤うのだから、全然かまわないのだが、私は困ったときにしか自販機を使わない。

自販機は街の美観を損ねる。電気代もムダだ。しかも甘い飲料は身体に良くない。甘い缶コーヒーも肥満のもとになるだろう。しかしもっと悪いのはお金を失うことだ。

なぜ貯金好きはお金持ちになれないのか? [著]北川邦弘 (プレジデント社)

「ケチなこと言うな、たかだか100円か150円」と思われるかもしれない。しかし、その小さなことが積もり積もって大きなことになる。

私は試算してみた。毎日150円の缶コーヒーを3本飲めば1日450円、ひと月で1万3500円、1年で約16万円、30年で約492万円も使うことになる。

しかし、これだけなら驚くほどではない。

もしこのお金を自販機に入れる代わりに、投資していたらどうなっただろう? 収益率8%の投資に回せていたら、この492万円は30年間で2000万円もの大金になっていたのだ。

毎日の缶コーヒーで家が建つ――、そのくらいもったいないことをしているのだ。

なぜ、こんな話をするかと言うと、私が知っているお金持ちたちのほとんどが自販機を使わないからだ。コンビニに入ることも好きじゃない。必要なものは家からしっかり持ってくる。自分の水筒、手作りのお弁当、こだわりのスイーツなど。さすがにビールは冷えているほうが美味しいから、コンビニか自販機で買う。でもそれくらい。

何となく見ていて欲しくなったものにお金を払うことが少ないのだ。これらの行動は多くのお金持ちたちの共通点だと言える。

『なぜ貯金好きはお金持ちになれないのか?』(プレジデント社)
なぜ貯金好きはお金持ちになれないのか?

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