お金とはその人の考え方が大きく投影された成果物、とも考えられる。

良い思考がお金を増やし、悪しき思考はお金を失わせる。私が3000人のお金習慣を分析してきたなかで、次のような性格の人や行動を繰り返す人は、お金に苦労していることが多い。

・暗い人……私たちの身の回りには怖いことがいっぱいある。だから、自分の頭の中をコントロールできずに、たえず悩んでいる人は自然と暗くなる。逆にそれに果敢に立ち向かえる人は明るくいられる。

・片付けができない人……混乱を整理できない人は片付けも下手。前にも書いたが、机の上、引き出しの中、車のトランク、冷蔵庫の中などを見れば、その人のお金との相性が分かるものだ。

・ドカ喰いをする人……欲望をコントロールできない人は散財する。その典型例が食欲である。食欲に抵抗できない人は、お金の魔力にも翻ろうされてしまう。

なぜ貯金好きはお金持ちになれないのか?
[著]北川邦弘 (プレジデント社)

・酒にのまれる人……酒を飲みすぎれば、脳細胞は破壊される。思考を失った人間はコントロールを失う、というよりも、自分をコントロールするなんて気持ちすらおきない。

・カッとなる人……人は感情的に反応することで思考を省略する。感情を爆発させることで、冷静に考えることをやめてしまうのだ。怒り→衝突→不信→自己嫌悪のサイクルで、人生はみじめなドラマに仕立て上げられてしまう。

・すぐに落ち込む人……軸がないと人は小さな揺れにもすぐへたってしまう。信じること、辛抱すること、待ち続けることなども、資産形成に必須の行動である。

いかがだろうか? こんな振る舞いをする人は、まず自分の行動パターンを壊すことをおすすめする。お金に苦労する人は同じような振る舞いをするが、振る舞いを修正することでお金との相性も良くなってくること請け合いである。

お金を呼び寄せるのは「あなたの心」であり、お金がくつろげる場所は「愛情」なのだ。心ない行動からお金は、一目散に逃げて行く。