日経記者とライバル紙記者が匿名だから明かせる「不都合な事実」。読むものを戦慄させる日経の「ワケありの実態」とは何か?
喜多社長に記者の声が届かない
「喜多恒雄社長のもとに、現場の記者の声が直接届く機会なんてほとんどないのです。雑誌で書かれれば、社長も読んでくれるはず。話せることは何でも話します。あえて厳しく書いてほしいぐらいです。よくも悪くも存在感があった前の社長が交代して、おとなしい喜多さんになったのですが、びっくりするぐらい記者の体質は変わっていません。新しいことをしようと、みんな口には出すのですが、実際には前例を踏襲しているだけです。これまでのやり方が変えられないのは『日経病』と自覚しています。入社して数年で知らず知らずのうちに染まってしまいます」
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