天皇になるから失敗を経験させられない?

なぜ、堂々と、「提携校進学制度」を使って筑附へ入学したと公表しなかったのだろう。

次女の佳子さんは、大学受験で都内の私立大学と東京学芸大学を受けたが落ちて、学習院大学に入っている(その後、学習院を中退して、姉の眞子さんのいる国際基督教大学にAO入試で入った)。

人生に失敗はある。そうした苦い経験が、その人間を磨き上げるのだ。

週刊文春(1月27日号)によれば、秋篠宮は佳子さんが志望校に不合格になったときのことを振り返り、「何を自分がこれからしてみたいか、大学に進学せずに考える一年であってもいいのではないかと言えばよかった」と、浪人してもいいよといえなかったことへの後悔を口にしたことがあったという。

女の子は将来結婚して皇室を離れるから、受験に失敗してもいいが、天皇になる息子は失敗を経験させるわけにはいかないのだろうか。

かつて佳子さんはこんなことを友人に漏らしていたという。

「学習院女子中等科のころ、スケート教室の夏合宿に参加された佳子さまは、練習生の一人に『相談がある』と話しかけられた。そして、こう吐露されたのだ。

『昇級テストで、どんなに失敗しても合格になってしまうのが嫌なんです。特別扱いされるのが嫌……』

確かに佳子さまは昇級テストの際、ジャンプの時に回転不足で着氷してもなぜか合格になったという」(週刊文春2月3日号)

「子どもノンフィクション文学賞」で盗用疑惑

姉は、自分で何も決められない不自由な世界から、伴侶を見つけて飛び出していった。佳子さんも、ここから抜け出したいと強く思っているといわれる。

だが、悠仁さんには挫折する自由さえも与えられていないようだ。

そんな折も折、悠仁さんにとって“不都合”な事実が、週刊新潮と女性セブンで報じられた。

両誌によれば、昨年春に北九州市が主催した「第12回子どもノンフィクション文学賞」で、大賞に次ぐ佳作に選ばれた悠仁さんの作文に、「盗用疑惑」があるというのである(北九州市立文学館のHPで閲覧が可能)。

2017年に悠仁さんは母親の紀子さんと一緒に小笠原諸島に旅行した。そのときの思い出をつづったものだが、小笠原諸島の成り立ちについて、こう書いている。

〈小笠原諸島は、火山が隆起してできた島で、一度も大陸と陸続きになったことがない「海洋島」です〉

週刊新潮によれば、12年刊行のガイドブック『世界遺産 小笠原』(JTBパブリッシング)には、こうあるという。

〈小笠原諸島は、火山が隆起してできた島で、一度も大陸と陸続きになったことがない。こうした島を海洋島という〉(11ページ)。