既婚者は白髪を気にしない人が多い

あくまで僕の周囲の話ですが、同世代で白髪を気にしてなさそうな人の共通点は「既婚者であること」です。みんな「もう少し増えたら白髪染めしようかな」というスタンスであり、僕のように一本一本探し出し、親の仇のようにしている人は皆無です。なぜこんなにも、独身と既婚者の間に、白髪への執念の差が出るのか。

妻や夫という“最愛の人”がいれば、もう他の異性からよく見られたいなどという助平心は消え去るのかもしれません。もし子供がいれば、子育てが大変すぎて「それどころではなくなる」のかもしれません。

最愛の人に受け入れられたら変わるのか

さらに、これは僕の憶測ですが、「配偶者」という絶対的なパートナーを手に入れると、男は「かっこつける方法」が違ってくるのではないかとも想像します。僕のような独身は女性にアプローチするために、内面も大事ですが、まずは外見に気を使う必要があります。

それに対して既婚者は外見よりも良き夫や良き父としてのかっこつけかたが重要で、それは外見よりも内面や日々の行動が重要視されているのではないかと思うのです。結果、既婚者の方が白髪をはじめとしたフィジカル面での老いに対し寛容になっている気がするのです。

笑顔高齢者夫婦
写真=iStock.com/TAGSTOCK1
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よって、僕も結婚すれば己の白髪と何かしらの折り合いがつくのかなと期待はしていますが、結婚しても相変わらず三面鏡の前で髪の毛をこねくり回しているような気もします。そして最愛の人との幸せな生活の中で、いつかこねくり回せる根気がなくなったり、白髪の量がもうどうしようもない量になったりした日に、僕は白髪を受け入れると思うのです。こればっかりは結婚しないとわかりませんが。