若いうちから仕事力を伸ばすにはどうすればいいか。ビジネス系YouTuberの株本祐己氏は「すべての仕事を自分でこなすベンチャーはスキルも人脈も伸ばすことができる。高学歴の人ほど小さい会社に入ったほうがいい」という――。

※本稿は、株本祐己『稼ぐことから逃げるな』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

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ヒト・モノ・カネを動かす力を伸ばす方法

ヒト・モノ・カネを動かす力。自分が動かすことのできる資本の大きさのことを、私はビジネス戦闘力と呼んでいます。

20代でビジネス戦闘力を大きく上げるうえで、1つの大きな選択肢となるのが、従業員が100人未満のベンチャー企業に就職することです。

他にもビジネス戦闘力を上げる進路はさまざまありますが、ベンチャーのメリットを私は身をもって体験しているので、これに関しては自信を持っておすすめできます。

ベンチャーでビジネス戦闘力が大きく上がる理由の1つは、やはり早くから現場の実務に直接携われることです。

大手だと20代では下積み仕事をやらされることが多いのに対し、人材が限られるベンチャーでは若手であっても前線に立って実務を担うことが多いです。

それもビジネスをゼロから一気通貫で任されることが多く、そこに本気で取り組めば、いやでもスキルや人脈はついていきます。

ベンチャーは「ビジネス戦闘力を上げざるをえない環境」といえるのです。