他人がすべったときは、「うまい!」で逃げ切るべし

「うまい!」はどんなシーンでも使える便利な言葉。うまい!って言われれば、すべっている人だって悪い気はしないですよね。

気を付けているのは言葉遣い。内海桂子師匠から、「やばい」のような品のない言葉は使うなと教えられたとか。

ポイントは、言う相手や状況に合わせて、抑揚や速度を変えることです。はっきりと、元気よく「うまいですね!」、声のボリュームを下げて、しみじみと唸るように「うまいですねぇ~」、勢いよく言い切る「うまい!」、早口で繰り返す「うまい、うまい、うまい!」。

例えば、嫌いな上司に飲みに誘われたときでも、上司が冗談で誘っていると勘違いしているフリをしながら「うまいなぁ~」と言って逃げることもできます。

ライブでは、お客さんが笑っていないからといって、必ずしもすべっているとは限らないんですよね。なかには、笑いたくても笑えないムッツリ系の人もいますから。

もし自分が「すべった側」になったら

僕は、ムッツリ笑いの人のほうが好き。なぜなら、そういう人には小ボケを淡々と積み重ねていくと、ボディブローが効いていくから。で、トドメの一言でついに我慢ができなくなって声を出して笑っちゃってるのを見ると、すごく気分がいい。

会議や会食では、本当につまらなくて誰も笑っていない場合もあるけど、本当はおかしいのに、笑っていいのかわからなくて我慢しているだけ、っていう可能性もありますよね。

もし、ツッコミではなく、自分がすべった側になったら、冷静に反応を見て、本当にすべっているかどうか判断するといいかもしれないですね。諦めも重要です。どんなに面白いことを言っても、相手が聞いていないってこともある。

僕らも、パーティーにゲストとして呼ばれることがあるんですけど、みんな飲んだり食べたりしていて誰も話を聞いていないこともあります。最近ではもう、そんなときは早々にネタをやめて、舞台から降りて握手してまわったりしています。

(構成=吉田彩乃 撮影=澁谷高晴)
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