ITを活用した学習法

まずは、スマートフォン(スマホ)と連動した「IT文具」。「ぺんてるスマホ暗記文具シリーズ」の「アンキスナップ」と「スマ単」は、自分が覚えたい内容をピックアップして専用マーカーでなぞったり、専用ノートに書いたりした後に、アプリを使用して読み取って暗記に役立てる仕組みだ。

「アンキスナップ」は、テキストにマーカーを引いて色つきの透明下敷きで隠しながら暗記する従来の勉強法をデジタル化したもの。「スマ単」は、自分で書き出した単語や項目が、アプリによって自動的に単語帳になり、覚えたらチェックしていけるという優れものだ。どちらも専用の道具とアプリを用いて、スマホひとつで暗記学習ができるのだ。混雑した電車のなかでもスマートに勉強したい人や、勉強グッズを持ち歩きたくない、という人にオススメだ。

「スマホで勉強するために、まずは自分の手を使って作業することが面倒に感じる人もいるかもしれません。しかし、このひと手間が、学習内容の定着の鍵になる。準備の段階で暗記する対象に一生懸命向き合うことになるので、効率も上がる気がします」(高橋氏、以下同)

英単語暗記用の専用アプリなども多数存在するが、「アンキスナップ」や「スマ単」は、従来の手を使った学習法とITを活用した学習法のよいところを両取りできる文房具といえる。

移動中や外出先で、周囲の音が気になり集中して勉強や読書ができない。そんなときに役立つのが、「デジタル耳せん」やBOSEの「QuietControl 30wireless headphones」のように騒音をシャットアウトするグッズだ。電車の走行音やエアコンの送風音といった「環境騒音」だけをカット。人からの呼びかけの声や車内アナウンスなど、“聞きたい”音はきちんとキャッチできるのだ。

「BOSEのヘッドホンのノイズキャンセリングは桁違いに快適です。特に効果を発揮するのは電車や飛行機のなか。ヘッドホンを外したときに『外はこんなにうるさかったのか!』と驚くほどでした。ノイズキャンセリングのレベルをスマホで調節できる点も便利です」