天明元年創業、京都で約230年の歴史を誇る、鯖寿司屋「いづう」の若社長に、京都老舗ならではのコミュニケーション術を伺ってみた。

老舗は得意先を相手に左団扇の殿様商売か?

「京都」で「老舗」の寿司屋と聞くと、どのようなイメージをもたれるでしょうか。

いづう 代表取締役8代目社長 佐々木勝悟氏

変わらぬ伝統の味で寿司を作り続け、お得意様を相手に左団扇の殿様商売の日々――。そう想像される方も多いのではないでしょうか。