キャリアを積み上げていきたい女性にとって、出産のタイミングは大切。早めに出産した女性と遅めに出産した女性に、それぞれの出産時期によるメリットと大変な時期の乗り切り方のコツを聞きました!
▼TEAM早めママ
小林亜弓さん(34)●テックマークジャパン 財務総務部 人事・総務チーム。28歳&30歳で出産。
谷山友望さん(31)●エン・ジャパン 派遣会社支援事業部 営業部。28歳で出産。
編集部Y(36)●28歳&31歳で出産。
▼TEAM遅めママ
細田千佳子さん(45)●オリックス 経理部 情報統括チーム長。41歳で出産。
楠本あゆ美さん(50)●防犯防災習慣アドバイザー ブルーミング・マム プロマム認定講師。39歳で出産。

4人の働く女性に聞く「出産年齢の理由」

【谷山】入社以来ずっと営業ですが、5年目で、どこか仕事のマンネリ化を感じて。28歳で出産したとき、いったん気持ちをリセットして、仕事に向き合う心のチューニングができましたね。

(上)小林亜弓さん(下)谷山友望さん

【小林】今の会社に転職して2年目の28歳で出産。子どもができてうれしい半面、社員数が少なくて、産休の前例があまりなく、未開の地を歩むような不安はありました。でもその後、人事・総務に異動し、女性が働きやすい環境を整える仕事にみずから取り組むことができました。

【Y】私は当初ブラック企業にいたのですが、早々に転職して今の会社に来てから出産しました。

【細田】私は独身時代が長くて、結婚は40歳。子どももすぐにでき、42歳で出産しました。ある程度キャリアを積んだかなという気持ちもありましたし、年齢的にも迷いはありませんでした。

【楠本】私はシングルマザーなので、「働かない」という選択肢はありませんでした。小さな会社で産休・育休の制度はなかったのですが、社長に妊娠のことを伝えたら、「産むなら制度を使わせてあげるから調べてみて」と言ってくれて。ベビーシッターとファミリーサポート、両親の手を借りながらやってきました。