産む年齢で全然違う、メリット・デメリット

【細田】うちの会社はワーキングマザーが、この10年で約3倍に増えました。遅く産んだことで、わからないことがあれば、周りに聞ける人がたくさんいるというのはよかったです。それに、最近は世の中も働き方改革が進んで、父親が育児に参加するようになったというのもよかったと感じています。

(上)細田千佳子さん(下)楠本あゆ美さん
▼晩産の場合、収入面のメリットは?

【細田】親やシッターさん、食洗機、ドラム式洗濯乾燥機、ロボット掃除機……。夫と相談して、家事はお金をかけてでもお互いにストレスをためないように決めてます。あと、月イチで整体に行くなど体のメンテナンスのための時間やお金は確保してますね。

▼20代で産んでよかった、と思うことは?

【谷山】体力かな。時短勤務でしたが、家では子育てに時間を取られてしまい、自分の時間はあまりなくて。でも、朝4時に起きて「インプット」の時間は確保するようにしていました。情報収集や営業に関する学びは、仕事の成果にもつながると実感していたので。

【小林】うちは下の子が先天的な心臓の病気で、1年に何回も入退院を繰り返しました。お昼まで会社に行き、そこから病院に行って泊まり込み。体力がなかったら倒れていたかも。

▼早く出産したデメリットはありましたか?

【小林】うちの両親はまだ現役で働いているので、なかなか頼れない。「もう私の有休ないわよ!」って母に言われました(笑)。

【Y】おいくつですか?

【小林】2人とも54歳。

【細田】若い!

【小林】孫とアクロバティックに遊んでくれるのはいいんですけどね。