往年の大スターが勢ぞろい。舞台はゴージャスな老人ホーム。シルバー世代をターゲットにした異色の連続ドラマが誕生した背景、ヒットした理由を倉本聰さんに聞いてみた。
今年4月からテレビ朝日系で放映されている話題の連続ドラマ『やすらぎの郷』がいよいよフィナーレを迎える(9月29日最終回)。シニア層にターゲットを絞るという大胆な発想。このドラマは倉本聰さんの持ち込み企画だった。
「われわれ、年を取ると朝が早くなりましてね、5時過ぎには目が覚めてしまう。朝飯までやることがない。テレビをつけてもつまらない情報番組とテレビショッピングしかない。あの時間にちゃんとしたドラマを見られないのか……という声を同世代から随分聞いていて、そりゃそうだなと。老人のための老人による、記憶に残る番組を作りたいというのは最初からありました。
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