95%は高給与もらえぬ。で、企業選びの基準は?

40歳年収が1000万円超となる大企業に入社できる学生は、全体の5%もいないだろう。

新卒で入社が難しい企業に、転職するのはもっと難しい。ほとんどの学生は高給とはいえない企業を選択せざるをえないが、ここで初めて何を重視して企業を選ぶかが問われることになる。

企業を選ぶ指標は、給与だけでなく、労働時間や勤務地を含めた職場(労働)環境、キャリア(スキル)アップの可能性、社風の4つだろう。

▼単に「残業がない」企業は、実は危ない

単に残業がない、労働時間が短いという職場環境を理由だけで選ぶのは危険だ。たとえば銀行の天下り先となっている化学会社の元人事担当者はこのように語る。

「若いうちは定時に帰れるし、給与も世間並みに出るが、課長、部長ポストはほとんど銀行出身者で占められる。仕事の裁量も少なく、30歳を過ぎると上のポストに就かないと給与も上がらない。結果的に『これ以上、自分の能力を発揮できない』という理由で退職する人が多かった」

こういう会社に限ってキャリアやスキル獲得が難しく、転職するにしても苦労することになる。