超高学歴女性とそうでない女性の「働き方格差」

▼「仕事と家庭の両立」という視点で見る超高学歴女性の3つの特徴

以前レポートした「高学歴女性の人生を狂わす『仕事と家庭の両立』できる・できない3大分岐点」(http://president.jp/articles/-/17767)には読者から多くの口コミ投稿を頂きました。ただ、そのレポートでは、4年生大学または大学院を卒業した女性を"高学歴女性"としたために、読者が想定する“高学歴女性”の定義と異なったケースもあったようです。

そこで今回は、“超高学歴女性”(注*)に焦点を当てて、仕事と家庭の両立という視点で見た場合の超高学歴女性が持つ3つの特徴をご紹介したいと思います。

(注*)日本総合研究所が実施したアンケート調査に回答した女性の出身大学の偏差値を4グループ(Q1~Q4)に区分し、最も難易度が高い大学のグループ(Q4:偏差値60以上が目安)を“超高学歴女性”と定義。

【超高学歴女性の特徴1.就職先選びには仕事と家庭の両立も重視】

東京圏に所在する4年生大学または大学院を卒業した女性(東京圏在住の25~44歳)を対象に、日本総合研究所が実施した調査結果(以下、アンケート調査結果)によれば、学生時代の就職活動において、「将来、結婚・出産後に働き続けられる職場どうかを考慮する」傾向が、学歴の高い女性ほど強いことが明らかになっています(図表1)。

さらに、同調査からは、「正規雇用で働く女性の既婚率」は、超高学歴女性(Q4)で39.2%ともっとも高く、その他のグループでは、約3割程度に留まっていることが分かっています(Q1=29.8%、Q2=34.0%、Q3=32.4%)。

超高学歴女性は、昇進意欲が強く、仕事を優先して結婚は二の次というイメージがあります。しかし実際は、「仕事と家庭の両立を実現しながら働き続けたい」という意欲を持ち、それを実現しようと就職活動時から先を見据えて行動している、と言えるようです。ただ、視点を変えると、超高学歴ゆえに、そうした「二兎を追う」という希望をかなえる率が高いとも言えるかもしれません。

図表1 就職先の検討における将来の結婚・出産時の就業継続可能性の考慮(大学難易度区分別)