業者選びを始める前に
まずリフォームの全体像を把握すること

リフォームにはさまざまな落とし穴があります。建設業法上、普通のリフォーム工事(工事の請負金額が500万円未満の場合など)に従事するのに許可や届け出の必要はありません。そのため近年は、悪質業者やにわか業者がリフォーム市場に参入。強引な契約、法外な費用、ずさんな工事といったトラブルを引き起こしています。また悪質業者でなくても、自分が希望するリフォームと合わない業者を選んだために、「こんなはずではなかった」と後悔する人が後を絶ちません。

こうしたトラブルを避けるには、まずリフォームの全体像を把握することが大切です。「業者の言いなりになって進めたら、希望と違うものになってしまった」という失敗談を耳にしますが、これはリフォームの予備知識を持っていなかったからです。

なかでも段取りは重要です。おおまかには計画づくり、業者選び、契約、工事、検査、引き渡し、アフターケアという手順になりますが、この流れとそれぞれでのポイントを知っておくだけでも精神的に余裕ができ、業者の言うことを冷静に聞けるようになります。とくに初めての方は、業者のペースにのみ込まれがちなので、気をつけてください。

次に、業者選びのコツを説明しましょう。業者選びは、最初に5~6社をリストアップして、2~3社に絞り込んでから相見積もりを取るのがおすすめです。このリストアップの段階で注意したいのが業者の種類と特徴です。リフォーム業者と一口にいっても、その種類によって得意分野が違います。それを把握したうえで、自分の望むリフォームに適した種類の業者をリストアップすれば、効率的で間違いの少ない業者選びが可能になります。