口癖は「行かないなら、やめちまえ!」
「子供が伸びない」代表的ダメおやぢ1
【今さえ良ければのリセットおやぢ】
これは大手中学受験塾Nの先生に聞いた話だが、男にはリセット願望があるらしい。例えば、子供が習い事に行き渋った場合。いきなりキレて「行かないなら、やめちまえ!」で強制解決を強いるのだ。妻子がグチャグチャ揉めている→原因は習い事→それをやめれば一挙解決→揉め事終了→俺さまの平和な日々カムバックという図式である。
その先生によれば「それは解決ではなく、問題の引き延ばし」に過ぎないそうだ。いずれ、似たような問題が降りかかってくることは間違いないのだ。問題の根本原因を治療することもなく放置するおやぢがいる家庭が抱える将来的な闇は深い。
「子供が伸びない」代表的ダメおやぢ2
【問題先延ばし逃走おやぢ】
「まあまあ、そう急くな。君の言う問題はすぐに解決できる類のことではないから猶予がほしい」
これは離婚を妻から突きつけられた夫がよく使う台詞なんだが、その猶予期間にどう解決するのかのプランはない。
子育てにおいては問題が複雑になればなるほど、妻子に「オマエが悪い」「生きてる価値なし」と最後通告だけをして我が身だけは逃げ切ろうとするおやぢが出る。家族の中でひとりだけ蚊帳の外で生き残ろうとするのだ。
今、起きている家族の問題は今、自分が中心となって解決策を模索しようと思えなければ、そのおやぢは程なくして家族を丸ごと失うだろう。
「子供が伸びない」代表的ダメおやぢ3
【家族と家庭に無関心おやぢ】
難関中高一貫校のある先生はこう言った。
「まずは女房の話を聞けよ」
女房の話も聞けない男がどうやって子供の話を聞くのか? ということだ。家族に無関心なおやぢの終末は悲惨だということだけは私も警告しておきたい。