2016年3月31日(木)

孫正義「まず登る山を決めろ」

孫正義の元参謀が「奇跡のプレゼン」タネ明かし

PRESIDENT 2014年8月4日号

岡村繁雄=構成 遠藤素子(三木氏)、小倉和徳=撮影

ペッパーは2015年に家庭向けロボットとして一般発売された。孫は最初にゴールを決め、逆算して開発に着手する。社内ではこのゴールに向かって、いつ、どのように発表をしていくのかについても議論が始まるのだ。

理念に沿った未来を予感させる(Pepper発表会)

孫の名語録に「まず登る山を決めろ」がある。登山家は高い山に挑むときには、綿密に計画を立て、季節に応じて装備を整え、ルートを決める。ビジネスも同じで、達成したい経営目標を明確にし、乗り越えるべきライバル企業を想定して戦略と戦術を立案していくのである。

孫はこの30年間で時価総額を200兆円規模にし、グループ会社を5000社にするという目標を掲げている。そのうえで、300年成長し続ける組織を目指す。まさに大風呂敷の面目躍如といってさしつかえない。

 
三木雄信
ジャパン・フラッグシップ・プロジェクト代表取締役社長兼CEO。1995年、東京大学卒業後、三菱地所勤務を経て、98年ソフトバンク入社。著書に『孫正義奇跡のプレゼン』『孫正義「規格外」の仕事術』ほか多数。

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