熟年離婚で妻に“捨てられる夫”が少なくないが、一生添い遂げ「来世も一緒になろうね」と言い合える理想的夫婦もいる。その差は何か?

妻に何の興味を持たれなくなる夫の共通点5

夫婦の危機というものは、30歳前後で結婚したとするならば、30代半ばくらいから始まり、長い時間の不平不満の熟成期間を経て、定年と同時に結論を迎える。これは「金の切れ目が縁の切れ目」ということを指すが、ここで「添い遂げる」という結論を下す女もまた多い。

なぜなら、妻は夫に全く興味がなくとも共に「生活」していくことが可能な生き物だからだ。夫に「あなたのことは嫌いなの」という本心を悟らせないように演技を続けて、最終的に夫の骨を拾うことも朝飯前でできてしまうのが女である。

幸せな男たちは何の根拠もなく「妻は夫である僕を永遠に好きでいる」という勘違いをして死んでいくのだ。

それはそれで八方丸く収まるので悪くはない。悪くはないが、できれば、妻も夫も相思相愛。「来世も一緒になろうね」と言い合えるカップルが理想であることには違いないので、今回は「妻から愛され続けるために」もっと言えば「遠い将来、妻があなたのお尻を拭いてくれるようになるために」というテーマで綴ってみたい。

マザー・テレサの有名なお言葉に「愛の反対は無関心」というものがある。あなたの妻が今現在、毎日のようにあらゆる日常の不平不満をあなたにぶつけてきたならば、まだあなたは愛されている段階にある。

しかし、あなたがこの段階を華麗に「右から左で受け流す」ならば妻の愛は急速に冷めるだろう。妻がある日、突然、文句らしい文句を言わなくなったなら、もうそれは夫婦関係のレッドカードを指している。あなたにとってはいきなりのレッドカードかもしれないが、妻にしてみれば何百枚ものイエローカードを提示済みなのである。

この段階で妻はあなたに関する興味を生涯に渡って失くす。では、一体どういう夫が見限られるのかのパターンを示そう。