2015年12月31日(木)

「楽しい老後のカギは“今のうち”から夫婦で」行列ができるFP対談

ビンボー老後の盲点トップ3:妻対策

PRESIDENT 2014年10月13日号

小澤啓司=構成 小原孝博=撮影
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いつまで働けるか、病気にならないか、年金はいくらもらえるか……、年をとるたびに不安になるが、今からできることはあるのか。人気ファイナンシャルプランナーの2人が、「老後の金」をテーマに語る。

「コミュニケーション」今のうちから始めよ

【横山】家庭で、夫婦で、お金に関するコミュニケーションがとれていないことも、定年退職後の悲劇を生む要因となります。できるだけ若いうちから家庭内でお金に関するコミュニケーションをとる機会を増やしておかないと、いざ老後に備えるといっても、うまくいきません。

【藤川】老後はお金が問題だと考えられがちですが、突き詰めていくと、時間の問題なんです。毎日が自由時間であり、その時間を夫婦が顔をつきあわせて暮らさなければいけない。子供たちもいない。そこで、田舎暮らしなどといった話が出てくるわけです。

(左)家計再生コンサルタント、マイエフピー代表取締役、ファイナンシャルプランナー 横山光昭氏(右)家計の見直し相談センター代表、ファイナンシャルプランナー、CFP認定者、宅地建物取引主任者 藤川太氏

実際、夫が定年後に晴耕雨読の生活がしたいといきなり家を買って家族に発表したら、「あなただけ勝手に行ってください」となった例があります。そのご家庭では結局、ご主人が単身赴任で田舎暮らしをしています。少なくとも、老後を迎える前に貸し別荘に住んでみるぐらいのことをやって、熟考したほうがよかったわけです。

世の夫というのは、ずっと家族から離れて行動し、家族から離れて考えてきているので、夫の考えたことというのは、だいたい家族は了承していない(笑)。そこのズレというのが、定年退職を契機にはっきりするわけです。

【横山】老後2人になったときのために、今のうちから奥さんとコミュニケーションをとっておくか、一生働き続けられるような関係を職場でつくっておくかですね。

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