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「ビジネス界では当たり前に行われている数字で科学的に分析することが、日本の教育に関してはこれまでほとんどされてこなかったんです」と話すのは中室牧子さん(慶應義塾大学准教授)だ。教育を経済学で読み解く『「学力」の経済学』(ディスカヴァー・21)を今夏に上梓した気鋭の経済学者だ。

「教育のIT化が急速に進む今、子供の学習時間や学習頻度などさまざまなデータが集まるようになりました。データを分析することで、従来の“思いこみ”とは違う効果的な学習方法が見えてきます」

デジタル教材の普及で、これまでわかっていなかった子供たちがいつ、どれだけ勉強したかという“学習の過程”がこれからますますわかるようになる。

独自のタブレット端末を使った小学生向けの算数の家庭学習サービスを提供するRISU Japan(以下、リス)の加藤エルテス聡志さんも「蓄積した学習者のデータを分析することで、一人一人に合わせた、効果的な“テーラーメード”の教育ができます」と語る。加藤さんは、コンサルティング会社で数々のデータを分析してきた経験を生かし、2014年にリスを立ち上げた。

教育界もいよいよこれからビッグデータ時代。1日のうち、いつ勉強すればいいのか、効果的な親の関わりとは? 次のページからは科学的に正しい勉強法を具体的に紹介する。

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