2015年10月1日(木)

優待名人・桐谷さん&ビジネスマン1000人が選んだ「株主優待」ベスト100

PRESIDENT 2015年8月17日号

著者
伊藤 亮太 いとう・りょうた
ファイナンシャル・プランナー

慶應義塾大学大学院修了。CFP資格、DCアドバイザー資格取得。証券会社勤務、投資顧問会社設立を経て、2007年スキラージャパン設立、取締役。約100銘柄の株を保持、50人以上の投資家に取材。

ファイナンシャルプランナー 伊藤亮太=文 奥谷 宏=撮影
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株主優待なら、どんなに相場が変化しても、収入は安定し、優待の楽しみも得られる。プレジデント誌はビジネスマン1000人に調査のうえ、優待名人・桐谷さんに話を聞いた。最強の優待はどれか。

暴落をも喜べる最強の投資

「ギリシャ債務危機や中国株バブル問題などで株価が急落するなど、投資家にとっては眠れぬ日々が続いているかもしれません。私も信用取引をしていた頃なら、毎日気が休まらなかったことでしょう。

しかし、今は本当に幸せな投資生活を送っています。例えるなら、不安定な狩猟民族から、着実な農耕民族になったようなものです。どんなに投資環境が変化しても、安定的な収入を得られる投資こそ、実生活も心持ちも安定させてくれるのです」

こう話すのは、株主優待名人としてテレビで引っ張りだこの桐谷広人さんだ。

「優待生活30年!」桐谷広人さん 投資家、棋士(七段)。500銘柄を保持、生活のほとんどを株主優待で賄い、優待券を使うため、自転車で駆け巡る日々。12年よりテレビ番組に登場。

私はファイナンシャルプランナーとして、100銘柄の株を持ち、50人以上の名投資家と呼ばれる人々を取材してきたが、相場環境のいいときは値上がり益を重視する投資家が多い。配当や優待など不要と捉える人もいた。

しかし、相場環境が不安定な今、いかに安定的に着実に利益を生む投資をするかも重要になる。その答えが、株主優待や配当利回りを重視し、優待目的で500社に投資をしている桐谷さんの投資手法だ。桐谷さんの投資手法では、ピンチもチャンスに変わる。

「不測の事態で株価が下がると、一般的な投資家はピンチと感じるのでしょうが、私の場合は、割安の銘柄を見つけるチャンスなのです」

桐谷さんがなぜ信用取引から優待や配当目的の投資へと軸足を移したのか、そして、不測の事態に強い投資とは何か。投資手法を見ていこう。

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