2015年6月19日(金)

「エクセル父さん」子どもを潰す何気ない暴挙6

親技のカガク【4】

PRESIDENT Online スペシャル

著者
鳥居 りんこ 

エッセイスト、教育・子育てアドバイザー、受験カウンセラー。執筆、講演活動を軸に悩める母たちを応援している。著作としては「偏差値30からの中学受験シリーズ」(学研)、「ノープロブレム 答えのない子育て」(学研)、「主婦が仕事を探すということ」(東洋経済新報社 共著)などがある。最新刊は「鳥居りんこの親の介護は知らなきゃバカ見ることだらけ」(ダイヤモンド社)。ブログは「湘南オバちゃんクラブ」「Facebook 鳥居りんこ」。

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エッセイスト・受験カウンセラー 鳥居りんこ=文
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いいパパが「エクセルおやぢ」に豹変

かれこれ10余年、子育て関連の取材をしつつ、受験カウンセラーとしてお悩み相談を受けている。

この10年での子育て環境の変化はいろいろあるが、ひとつ強烈に思うのは「おやぢの変化」だ。中学受験の学校説明会に行くと実感できるが、おやぢ(父親)の参加率が近年、目に見えて増えているのだ。これはほんの一例に過ぎないが、おやぢの子育てへの参加が増えているという顕著なものであろう。

これは喜ばしいことではあるのだが、一方ではこんな風にも感じている。

「おやぢは加減を知らない」ので、加減を知らないなら「出てくんな!」

以前は我が子にゆとりある教育をしていたが、受験を前にひとりやる気スイッチが入り暴走してしまう父親は少なくない

2003年に上梓した拙書『偏差値30からの中学受験 リレーアドバイス』という本に「ばいおれんすキレおやぢ」という項目を載せた。

思春期を迎えた我が子に対して、傍から見ると突然キレる父親が居り、その多くは我が子の「生活態度」から来る「成績低迷」でキレており、鉄拳制裁を辞さないということを綴ったものだ。

私はそこで「おやぢはなるだけ遠くで金を出せ!」という標語を書いたが、あれから10年。

さすがに今は星一徹のようなおやぢは絶滅危惧種になっているが、その代わりと言っては何だが、近年、急速に増えている「問題おやぢ」がいることを発見した。

今日はその「問題おやぢ」を指摘してみる。

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