2015年3月20日(金)

なぜ女は、正論ばかり主張したがるのか

PRESIDENT 2013年9月2日号

作家、医師 米山公啓 構成=長山清子
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「女の正論」に対抗手段はあるか

世の中には、妥協するしかないときもある。ところがそういうときに限って正論を持ち出して反対する学級委員タイプがいるものだ。そしてそういうタイプはなぜか女性に多い。たとえばせっかく会議で結論が固まりつつあったのに、女性が正論を主張し始めたばかりに、議論が振り出しに戻ることがある。こんなとき男は女の正論を聞きながら思う。

「お説ごもっとも。でも今それを言ったからってどうなるの?」

なぜ女性はこんなとき口を閉じていられないのだろうか。それは男女の脳の違いと、「脳は快感がないと行動を起こさない」という原則と関係がある。

女性の脳は、言語をつかさどる左脳的思考を得意とする。だから女性は言葉を使って考えて、理屈で納得するのが快感なのだ。逆に言えば女性は自分が心底納得してからでないと行動を起こしたくない。だから腑に落ちないことをさせられそうになると、理屈で納得したくて正論を主張し始める。たとえそのせいで「場が読めない」と言われても、自分を納得させるという快感を優先させてしまうのである。一方、男性はおおざっぱで直感的な右脳思考。妥協すると決まれば何も考えず従える。

恋愛初期に、相手の女性から「私のどこが好き?」と聞かれて困惑した経験のある男性は多いだろう。男は直感で行動しているだけなので、こう聞かれると絶句してしまう。しかし女性は「なぜこの人と私は付き合うことになったのか」を言葉で説明してもらって納得したい。だからこんなとき、嘘っぱちでいいから「キミのこういうところが好きだよ」と言える男がモテるのは言うまでもない。

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