13年度に営業利益の過去最高を更新したトヨタ。この「V字回復」の裏側には、知られざるある“会議”が存在していた。

資料を持ち込まずざっくばらんに会話

愛知県豊田市トヨタ町一番地のトヨタ自動車本社。毎週火曜日の朝になると、いつもは物静かな15階建てビルの上層階にある役員会議室が、たちどころに賑やかになる。

トヨタグループ33万人の頂点に立つ豊田章男社長をはじめ、代表権を持つ6人の副社長が相次いで「おはよう」と会釈をしながら会議室に入る。円形テーブル前のイスに腰掛けると、ワイワイ、ガヤガヤとしゃべり始める。通常は1時間程度だが、議論が熱くなると2時間以上に及ぶこともある。