2014年10月8日(水)

超一流の習慣「きちんと目を見て、『ありがとう』と言える」

ファーストクラスに乗る人の「極上の気遣い」【5】

PRESIDENT 2013年4月29日号

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ファーストクラス──。そこは、搭乗者のうちたった3%の人間しか立ち入ることのできない“知られざる世界”である。そんな特別な空間で、真のビジネスエリートたちが見せる素顔とは……。そして彼らにとってはごくごくあたり前の習慣、「気遣い」とは……。

超一流の“人たらし”テクニック

ファーストクラスの常連客は、各界のいわゆる著名人ばかりである。ベテランCAといえど、彼らと対峙して緊張しないはずはない。

「実は、ファーストクラスのお客様には相手をリラックスさせる不思議な力が。みなさんやさしい笑顔で相手の目を見て話をされ、しかもユーモアあふれる話で自ずと緊張もほぐれてしまいます」

また、どんなサービスにさえ、きちんと目を見て「ありがとう」の言葉を添えてくれるという。

「搭乗されるときも『今日はよろしくね』と、目を合わせながら笑顔で挨拶してくださいます。人というのは不思議なもので、相手の出方次第で自分の出方を決める習性があります。笑顔や『ありがとう』の言葉、そしてユーモアには相手の心を掴む力があります。警戒心やバリアが解けて、逆に『この人のために何か役立てることはないか』という気持ちにさせてしまうものなのです」

ビジネス上、円滑なコミュニケーションを図るうえでも、ちょっとしたユーモアで雰囲気を和ませることが思った以上の効果を発揮することを、ビジネスエリートたちは知っているのである。

元来シャイな性格の日本人は、とかく人と目を合わせることを避けがちだ。欧米では、どんなシーンでも合言葉のように「ありがとう」の言葉が行き交う。

1対1で対峙する場合ならいざしらず、多くの日本人がコーヒーショップやスーパーなどの「その場限り」の相手とアイコンタクトや挨拶を交わすことはないだろう。

「搭乗の際にCAたちよりも早く視線を合わせてくださる方は、間違いなくファーストクラスの“超一流”のお客様。もちろん、どのクラスのお客様でも、笑顔で目を合わせてくださったり、『ありがとう』と言っていただけるだけで、CAは感動するのです」

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