世界に後れた日本男子柔道

次々と変更される国際ルールに、日本柔道は苦戦を強いられている。(時事通信フォト=写真)

メダルラッシュに沸いた2012年ロンドン五輪。ただ、ふるわない競技もあった。金メダルなしに終わった日本男子柔道だ。柔道が五輪の正式種目になった1964年以来、金メダルゼロは初めて。選手たちは相当に悔しい思いをしたに違いない。

どうして日本柔道は五輪で勝てなくなったのか。さまざまな理由が考えられるが、よく指摘されるのがルールへの対応だ。日本が目指しているのは、一本を狙う美しい柔道。一方、世界の主流はポイントを取って勝ちにいくヨーロッパスタイルで、ルールも競技性重視の方向で改正が重ねられてきた。日本柔道はその変化に対応できなかった。