4.大規模マンションは得をする

大規模とは総戸数200戸以上が目安。規模が大きいほど共用施設が充実するほか、新築では短期間に多くの戸数を販売するため割安価格となるのに対し、中古になった途端に売り物は極端に減る。このため大規模マンションは価格が下がりづらい。

5.タワーはランドマーク性に価値がある

タワー物件には眺望のよさと間口の広さというメリットがあるが、それ以上にステータスシンボルとしての価値が上乗せされることがある。特に、そのエリアで一番の階数や規模を持つランドマーク物件は価値が高い。

6.面積は小さいほど損をする

市場で最もニーズがあるのは70~80平方メートル。60平方メートル未満は需要が少ない。面積を渋ると命取りになる。選んではいけない典型的なパターンは「60平方メートル台の3LDK」だ。

7.適正価格以下で購入する

新築分譲の際、価格が安すぎたため、中古になったときに値上がりするという物件は、意外にたくさんある。

マンション価格は土地価格と建築費から構成されるため、計画から販売までの期間が長いマンションの場合、1年後の相場上昇を想定することができる。今はそのタイミングにある。

7つの法則すべてが当てはまるような物件は多くない。要は組み合わせで、できるだけ多くの法則が当てはまるものを選ぶことになる。

「買い時」に「適正価格以下」で購入できれば、自宅マンションは資産になる。早く知って、早く行動した人が得をし、乗り遅れるほどにそのハードルは上がっていくという事実を認識してほしい。

(構成=中沢明子)
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