2014年4月24日(木)

二次会を断って筋トレを続ける理由 -ローソンCEO 新浪剛史氏

PRESIDENT 2013年1月14日号

小山唯史=構成 小原孝博、飯田安国=撮影 写真=PANA
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私は43歳のときにローソンの社長になりました。その就任前後の1年間で、体重が10キロも増えました。86キロから96キロです。

新浪剛史氏

最大の原因は試食です。コンビニエンスストアの店づくりは、新商品の開発と一体。主要な新商品については社内で必ず試食します。さらに社外に出て店舗を視察するときにも試食が付き物です。私が三菱商事からローソンにきたとき、正直にいって会社は潰れそうな状態にありました。だから、必死に働きました。そうすると、必然的に試食が増えます。土日も正月も返上で食べました。もちろん運動をする暇はありませんでした。

しかし、体重が増えると、体を動かすこと自体が億劫になります。そうなると精神面にもよくありません。いつもイライラしていました。自分でも「これはいかんな」と思っていたときに、社外取締役をお願いしているザ・アールの奥谷禮子社長に、ずばりと言われました。

「あなた、ずいぶん太ったわね。顔色もよくない。健康管理はトップの義務よ。いまの新浪社長は、はっきり言って見苦しい。上に立つ人間は格好よくなければダメよ。格好いいとは、『この人は鍛練しているな』と感じられる人。これから大変な改革を進めようという経営者が、そんな体つきでは困ります」

奥谷さんの指摘をきっかけに、週2回はジムに通って、体を動かすようにしました。同時に、専門家の指導を受けながら、炭水化物を減らし、タンパク質を増やすなどの食事制限を行いました。その結果、2カ月で20キロを減らしました。96キロから76キロです。ところが奥谷さんには、こう言われました。

「健康維持というのは極端にやってはダメなの。いまの顔は、痩せすぎて貧相だわ。トップは、健康で明るく、常に元気さを発散していないとね。そうでないと、加盟店の人たちも不安に思うわよ」

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