2014年2月13日(木)

“ガラケー”が、むしろ賞賛されるべき理由とは

他人の10倍稼ぐ、伝説のコンサルタントが教えるビジネスの法則【5】

PRESIDENT BOOKS /PRESIDENT Online スペシャル

著者
五十棲 剛史 いそずみ・たけし
船井総合研究所 取締役常務執行役員

船井総研を代表する看板トップコンサルタント。主に住宅・不動産ビジネスのほか、最近では広告企画会社、人材関連ビジネス、ITビジネスなどベンチャー系企業、LOHAS 関連ビジネス、富裕層ビジネス、ダイレクトマーケティング、レンタルビジネスなど、常に半歩先を見ながら時代に即した新業態のプロデュースを手がけている。お客様も社員もワクワクするビジネスモデルの設計や「ミッション一体型」企業づくりには独自のノウハウを持っており、グレートカンパニー化」に向けたコンサルティングで日々東奔西走している。これまで手がけたクライアント数は300社を超え、各業界でも注目の会社も多数手がけている。コンサルタントらしからぬ風貌、スマートなスタイルのイメージのまま、従来の既存の概念にとらわれないユニークな発想が高く評価されている。社内でただ1人、「ビジネスプロデューサー」と名乗る。自由な発想、独創的視点、即断即決を信条にスピードと直感力が最大の武器。

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船井総合研究所 取締役常務執行役員 五十棲剛史
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個性はビジネスでは得か、損か? 強烈な個人は組織では潰されるのか? 多くのビジネスマンに支持されている書籍『おれが浮いてるわけがない。』(五十棲剛史著)の著者で船井総合研究所常務が個性とビジネス・組織について赤裸々に語る。周囲から“浮いてしまう”ほど強い個性ながら、他人の10倍稼いできたコンサルタントが考える、いまの時代のビジネスマンの在り方とは?

日本人は歴史的にずっと浮いてきた。これはもう、島国だから仕方がないのだろう。

平城京は朝鮮半島、中国大陸、東南アジア、当時のペルシャなどから人が流入し、今の東京よりも外国人比率の多い国際都市だったといわれる。

しかし、どんなに外国人が流入しても、日本は多民族国家になることはなく、やはり日本人は日本人というのを守り続けてきた。

国境を接する国がなく、海峡を渡らなければ攻め込んでくる国もない。そのなかで日本人はどんどん「いいやつ」になってきた。

それを象徴しているのが、京都御所の佇まいだ。平安時代から明治初頭まで、歴代の天皇が住んでいた京都御所は、石垣も矢倉も、お堀すらない。

普通、海外の城は高い城壁やお堀に囲まれ、攻め込まれることを想定した造りになっている。

しかし、京都御所は攻め込まれることなど、一切想定していなかったのだ。

そして、実際、暗殺者に狙われることも、蜂起した民衆に襲われることもなかった。

こんな平和な王朝は、世界を見渡してみても、他にない。通常、王朝というのは、武力によって交代を余儀なくされてきた歴史を持つものだ。それが、日本ではそうはならなかった。

島として独自の発展を遂げたガラパゴス諸島。それにちなんで、孤立した市場で最適化しすぎた結果、外国との競争力がなくなってしまうことを「ガラパゴス化」と呼ぶ。

これは基本的に皮肉の混じった、マイナスの意味で使われることが多い。

特に携帯電話は、性能や機能が世界最高水準にあったにもかかわらず、独自の方式による端末やサービスが普及しすぎて世界進出が困難になった。

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