0.05mmの小さな生き物、ミドリムシ──。動物と植物、両方の性質を持つ不思議な藻類に本気で人生を捧げている男がいる。東大発のバイオベンチャー、ユーグレナの出雲充社長だ。栄養不足に苦しむ世界の人々を救うだけでなく、石油の代替エネルギーとして飛行機を飛ばす燃料にもなるという。夢のような話は、本当に実現するのか。
ユーグレナ社長 出雲 充氏
【田原】ミドリムシは、食料問題やエネルギー問題を解決する切り札だそうですね。おもしろいけど、壮大すぎて僕には現実感がない。ミドリムシって、藻のようなものでしょ。それがどうやって地球を救うのか、説明してもらえますか。
【出雲】ミドリムシはワカメやコンブ、ヒジキの親戚の生き物で、他の植物と同じようにクロロフィルという緑色の葉緑素を持ち、光合成が可能です。普通、植物は歩いたり泳いだりしませんよね。ところがミドリムシは動きます。つまりミドリムシは植物でもあり、動物でもある。自動車でいえば、電気自動車とガソリン自動車が合体したハイブリッドカーみたいな生き物です。
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