2013年8月12日(月)

子どもを叱るときにしてはいけない6つの約束

子育てによく効く叱り方【1】

PRESIDENT 2013年3月18日号

著者
諸富 祥彦 もろとみ・よしひこ
明治大学文学部教授

諸富 祥彦1963年、福岡県生まれ。筑波大学大学院博士課程修了。教育学博士。20年以上教育カウンセラーを務める。『女の子の育て方』『男の子の育て方』(いずれもWAVE出版)ほか著書多数。

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明治大学文学部教授 諸富祥彦 構成=遠藤 成
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「ちょっと、お父さんが厳しく叱ってくださいよ!」妻からの突然の指令。さて、どう叱る? 子どもの心に染みる叱り方、できますか?

[1]大声を張り上げない

子どもを叱るとなると、どうしても声が大きくなってしまうもの。大きな声のほうが子どもが言うことを聞くような気がするのだが、それは全くの誤解だと明治大学文学部教授であり、教育カウンセラーでもある諸富祥彦さんは指摘する。

「大声を張り上げる。それだけでもう暴力なのです。恐怖を味わわせているだけで、子どもは萎縮してしまい、話の中身を理解できなくなり、なにがいけなかったのかもわからないままです。恐怖心を植え付け、いつもビクビクしている子どもに育てたいのならば、どうぞ耳元で怒鳴ってください」

大声で叱って子どもが言うことを聞くようになるのなら、誰も子育てで苦労はしない。つい声を荒らげてしまうのは、そのほうが簡単だからだ。

[2]感情的にならない

親が急いでいるときや、何度も注意しているのに直らない子どもの困った行動。つい感情的に怒ってしまうのだが、これもよくない。

「怒るのは感情ですが、叱るのは教育です。怒りの感情を込めてしまうと、子どもは、自分は嫌われている、親に憎まれている、自分は愛されていないと思い込んでしまいます」

叱る前に、ひとつ大きく深呼吸してからじっくりと子どもに向き合おう。

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