2013年8月15日(木)

男の子の叱り方、女の子の叱り方

子育てによく効く叱り方【4】

PRESIDENT 2013年3月18日号

著者
諸富 祥彦 もろとみ・よしひこ
明治大学文学部教授

諸富 祥彦1963年、福岡県生まれ。筑波大学大学院博士課程修了。教育学博士。20年以上教育カウンセラーを務める。『女の子の育て方』『男の子の育て方』(いずれもWAVE出版)ほか著書多数。

執筆記事一覧

明治大学文学部教授 諸富祥彦 構成=遠藤 成
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「ちょっと、お父さんが厳しく叱ってくださいよ!」妻からの突然の指令。さて、どう叱る? 子どもの心に染みる叱り方、できますか? 足りないのはなんだろう?

男の子の叱り方
“基本は母親に任せて、いざというときガツンと叱る”

♂男の子という生き物
●仲間で遊ぶのが好き ●熱しやすく冷めやすい ●反抗したがる
●1番になりたがる ●バカバカしい遊びが好き

「子どもを叱る場合、夫婦のバランスがとても大事です。妻ときちんと話し合って、役割分担を決めましょう。

母親は息子に甘いというのが一般的な親子関係なので、息子を叱るときは多少厳しくてもいいかもしれません。とはいえ、現実問題、子育ての主役は母親なので、母親が厳しかったら父親は優しく。母親が甘いようだったら父親はやや厳しくと、父親は補助的な役割を務めるのが実際的です。

父親は息子が万引きしたとか、いじめているとか、いざというときだけガツンと叱るのがいいと思います。それが一番賢明。そんなときも怒りに任せて叱るのではなく、親としてショックな気持ちを正直に伝え、穏やかな口調で信じているというメッセージとともに、子どもの言い分も聞きながら諭すように叱り、これからのことを一緒に考えようという姿勢でないと子どもには伝わりません。

叱るというのは非常に手間がかかるものです。

遊んでばかりで勉強しないと怒鳴りたくなることもあるでしょう。でも、勉強は自分で面白いと思わないと習慣にはなりません。怒鳴って勉強好きになるのだったら誰も苦労しません。勉強ができる子で勉強しなさいと怒鳴られていた子はまずいないでしょう。勉強しなさいと怒鳴るのではなく、最初の10分だけでいいので、親も一緒に勉強することをお勧めします」

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