2013年7月28日(日)

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父も祖父も曾祖父も東大卒。そして1つ違いの兄も東大に入学したら、弟はどんな気持ちになるのか? 「男だったら東大が当たり前」の家庭に生まれ育った政治家・鳩山邦夫氏が、自ら経験した一族の教育方針について語る。

高校に入るまでかたくなに守った「勉強は夕食前まで」

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※□印は東大卒。敬称略。鳩山会館ホームページなどをもとに編集部作成。

東京都文京区の高台に立つ豪壮な洋館――「音羽御殿」と呼ばれる館の主が鳩山ファミリーだ。なかでも有名なのは、戦後、吉田茂首相のあと、自由民主党初代総裁として宰相の座についた鳩山一郎氏だろう。

その長男が、1970年代に大蔵事務次官から参議院議員になり、外務大臣を務めた威一郎氏。彼の子息が、民主党政権発足時に総理大臣となった由紀夫氏と、文部・法務大臣等を歴任した現衆議院議員の邦夫氏。

こうした政治の世界における一族の華々しい経歴もさることながら、それ以上に特筆すべきなのが、学歴のすごさである。一郎氏の父・和夫氏から数えると、邦夫氏まで4代続けて東大に進学しているのだ。

「私の曾祖母で共立女子学園を創立したことで知られる春子は、非常に進取の気性に富んだ女性でした。毎朝、息子の一郎や秀夫を午前3時すぎにたたき起こし、自ら先生となってみっちり勉強させたといいます。これが“鳩山春子のスパルタ式教育法”として伝わっているのです」

こう話す邦夫氏だが、自分自身は、むしろ伸び伸びと育てられた。どうやら、祖父母の一郎氏と薫さん夫婦は、春子さんの教育法への反動で、自由放任主義をとったらしい。それは、父の威一郎氏とブリヂストンを創業した石橋家から嫁いできた母・安子さんにも受け継がれた。

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