どうすれば勉強の効率は上がるのか。現役東大生の西岡壱誠さんは「勉強の種類によっては『ながら勉強』がいい。特に『単純作業系の勉強』であれば、効率がアップしやすい」という――。

※本稿は、西岡壱誠『東大モチベーション 勉強のやる気がすぐ起きて→ずっと続く方法』(かんき出版)の一部を再編集したものです。

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休憩後の勉強のハードルを下げるにはどうすればいいか

みなさんは、好きな科目、もしくは、好きな勉強はありますか?

「そんなものない!」という人もいるかもしれませんが、それでもちょっとガマンして、僕の話を聞いてください。

これからお話しすることのポイントは、「ハードルを下げる」です。

ハードルを下げることで、続けることができるようになります。

どんなに勉強アレルギーで「勉強なんて1ミリもしたくないし、文字を目に入れるだけで吐き気がする!」という人でも、何かしら、ほんの少しでも興味の持てることはあるはずです。

たとえば、歴史の資料集を見て「ふーん、フランシスコ=ザビエルって変な顔だなあ」なんてぼんやり思うのすら「死ぬほどイヤだ!」という人はいないでしょう。

また、マンガで日本の歴史が読める本がありますが、「マンガなんて読みたくない!」という人は少ないですよね?

他の科目でも同じです。

漢字の勉強が嫌いな人でも、小説の文章を読むこと自体はそんなに嫌いじゃない、という人もいるはずです。

ちなみに僕は、古文は死ぬほど嫌いでしたが、源氏物語のマンガを読むのは好きでした。

英語は嫌いですが、英単語帳のイラストとかを眺めるのはそんなに嫌いではありませんでした。

興味がある勉強で息抜きにする

文字が嫌いなら絵を見ればいい。教科書が嫌いなら学習マンガを読めばいい。今の時代、YouTubeで面白く、テンポよく勉強を教えてくれるチャンネルもあります。

そう考えると、きっと何かしらの勉強は、みなさんにとって「興味が持てるもの」であるはずなのです。

これらは、少しであっても「興味がある」ので、「興味がない」ことをやることと比べたら、やってみよう、という気持ちが起きやすいでしょう。

また、「お勉強感」も比較的軽めなのではないでしょうか?

僕はこのようなちょっとした「興味があること」、ちょっとした勉強をたくさん作ります。その理由は、息抜きになるからです。

息抜きはめちゃくちゃ大事です。そして、この息抜きが勉強のハードルを下げるんです。勉強を続けるための超重要ポイントです。