中小企業を対象にコンサルティング事業を展開し、会員企業約730社のうち400社以上が過去最高益を達成。数々の企業を救うカリスマ経営者のメモ術とは。

稟議書はデジタル、クレームはアナログ

私のメモ術は、何のためにメモをとるかを明確にすることから始まります。メモは、とることが目的になりやすく、とって安心してしまいがちですが、後で利用しなければ意味がありません。

武蔵野代表取締役社長 小山 昇氏
武蔵野代表取締役社長 小山 昇氏

なぜメモに残すのかを明確にし、1カ月経っても使わないメモは捨てること。常に必要な情報だけを持っておくことが、大事な情報を見落とすことなく、有効に活用できるコツです。せっかくメモしたのに捨てるなんてもったいない、と思うようではダメ。古くなって使えなくなるだけです。

昨今は何でもデジタルで、しかもできるだけ少ない端末数に収めるのが知的だという風潮がありますが、メモは目的に応じてデジタルとアナログで使い分けることが必要だと私は思います。

デジタルについてですが、私の場合は4つのツールを併用しています。メイン機はスマホ、サブにガラケー、大きいウィンドウで見たい書類や表、写真などはタブレット、そしてスケジュール管理はスケジュール管理端末です。