女性にとって、ダイエットは永遠のテーマ
ダイエットについて読者アンケートを実施した。約1900人からの回答を得た結果、見えてきたのは、たとえ適正体重以下であっても「ダイエット」に興味のある人が多数いるという事実。適正（標準）体重とは、身長に対しての理想とされる体重であり、もっとも健康的に生活ができる、統計的に導き出された体重をいう。身長が160cmであれば約56kgが標準体重とされているが、アンケートによると、体重56kg程度の人の多くがあと4～6kgは減量したいと考えていることがわかる（Q4下）。
女性たちは適正体重よりも美容体重（身長（m）の2乗×20）や、モデル体重（身長（m）の2乗×18）をめざしているよう。ダイエットには、食事コントロールと運動がもっとも必要だが（Q5）、多くの女性が1日3食しっかり食べ、半数以上が適度な運動を取り入れていると回答した。40代になると女性ホルモンの減少も影響し、代謝が悪くなるのは周知の事実。若い頃と同じものを同じ量食べても、カラダに無駄な脂肪がつき、体重が増加してしまう。ただし、体重が増えると健康に影響すると考え、多くの女性がダイエットを実践しているようだ（Q2）。
成功するダイエット・失敗するダイエット
回答者の多くが、4回以上ダイエットに挑戦している（Q8右）。適したダイエットは人それぞれだが、やはり断食（ファスティング）や置き換え、糖質制限などの食事コントロールは効果があったという人が多い（Q8下右）。一方、失敗したダイエット法にも、断食や糖質制限が挙がった（Q8下中）。食事コントロールは、自己流で行うと逆に大きなリバウンドや、体調をくずす原因にもなり注意が必要だ。“失敗”1位の単品ダイエットは一時期、大流行したものの、カラダを壊したり、肌がボロボロになったりする人もいて、健康的に減量するには無理がある方法といえよう。
減量できた体重は、1kg以上～5kg未満が多く（Q9）、おおむね希望どおり（Q4下）に減量できているよう。気になるのは、ダイエットにかけた金額（Q10）。経験回数が少ないほど、ほぼ0円という人が多くなるため、ダイエットに失敗し、ダイエットを繰り返すたびに、サプリや器具など、「効く」といわれるものに投資しているのかも。また、たった1度のダイエットに100万円以上かけた人もいるが、その効果が持続していることを祈りたい。
