欧米やオセアニアでブームを巻き起こしているスーパーフード。グウィネス・パルトロウやミランダ・カーなど美しいセレブリティたちが魅了されていることでも、注目されている。働く女性の毎日を支える6種類のスーパーフードと、簡単に作れる朝食のレシピを紹介。ひとさじで、驚きの効果が!

少量を食べてスーパーな効果

今やコンビニエンスストアでも見かけるようになったスーパーフード。名前はよく聞くけど、「いったいどんな食べ物?」と思っている人も多いはず。

「スーパーフードは一般の食品よりもビタミン、ミネラル、必須アミノ酸といった必須栄養素を多く含む、天然由来の食品。特定の栄養成分が突出して多く含まれているものも多いため、ごく少量で栄養・健康成分が効率的に取れるんです」

とは、日本スーパーフード協会代表理事で、料理研究家のいとうゆきさん。フリーズドライのパウダーやドライフルーツなどが主で、今までの食事にプラスするだけでいいという手軽さだ。

料理研究家 いとうゆきさん。日本スーパーフード協会および日本リビングフード協会代表理事。漢方などの代替療法、マクロビオティックやリビングフードなどを学んだ経験を生かし、酵素食、スーパーフードの研究、普及に努める。著書に『スーパーフード便利帳』(二見書房)など。ニューヨーク在住。

今回、いとうさんが厳選してくれたのは、働く女性が積極的に取りたいスーパーフード6種類。

「まず試してほしいのが、おなかの掃除をしてくれるチアシード。食物繊維が豊富で、良質なタンパク質、アミノ酸を摂取することができます。水に浸すと10倍にふくれてジェル状になり、少量で満腹感が得られて便秘解消にもいいので、ダイエットや美肌にもおすすめですね」

最近、花粉症対策の味方としても注目を集めているのがビーポーレン。

「その名のとおり、ミツバチが集めた花粉です。人の体を構成する20種類のアミノ酸をすべて含むほか、多種多様なビタミン、ミネラル、酵素など美容や健康にいい成分がたっぷり。ヨーグルトに混ぜると食べやすいですよ」

1.チアシード

【左】若さを保つオメガ3脂肪酸が豊富なチアシード/シソ科サルビア属の植物「チア」の種注目の成分:必須アミノ酸、タンパク質、食物繊維、オメガ3脂肪酸効果:脳の活性化。代謝を促して体脂肪を落としやすくする。便秘解消。【右】グアカモーレベーグル
●グアカモーレベーグルのレシピ

●材料(1人分)
チアシード……小さじ1/アボカド……2分の1個/玉ねぎ(みじん切り)……15g/にんにく(みじん切り)……4分の1片分/塩…… 小さじ4分の1/トマト(1cm角ぐらいに刻む)……4分の1個分/レモン汁……大さじ1/ベーグル……1個

●作り方
(1)すり鉢に玉ねぎ、にんにく、塩を入れて潰しながら混ぜ合わせる。
(2)アボカドの皮をむき、種を取り出して刻み、1 に加えて混ぜ合わせる。
(3)チアシード、トマト、レモン汁を2に加えて混ぜ合わせ、半分にカットしたベーグルにレタス(分量外)を敷き、適量をのせる。

2.ビーポーレン

【左】花粉症対策の効果も期待できるビーポーレン/ミツバチが花粉を自らの酵素で固めたもの注目の成分:タンパク質、ビタミン、ミネラル、必須アミノ酸、酵素効果:免疫力向上。荒れた肌、髪、爪などに効果的。抗アレルギー作用。【右】ビーポーレン入りヨーグルト
 
●ビーポーレン入りヨーグルトのレシピ

●材料(1人分)
ビーポーレン……小さじ2/ヨーグルト……150g/はちみつ…… 小さじ2/好みのフルーツ……適量

●作り方
ヨーグルトにはちみつを加え、お好みのフルーツを添えてビーポーレンをふりかける。