慶応義塾大学を卒業後、日本の金融機関、米系銀行を経て、2005年にUBS銀行に入行。大学時代にはラグビー部に所属。1986年度の日本選手権でトヨタ自動車を破り、慶大ラグビー部を日本一に導いた立役者。
福島 世界、そして日本の経済・金融市場が目まぐるしく変化する中で、日本の富裕層にとって資産保全・運用が大きな課題となっています。プライベートバンクへの注目も高まっていると思いますが、現在、どのような方々がUBSウェルス・マネジメントをご利用されているのでしょうか?
渡瀬 まず多いのが、企業オーナーのお客様です。上場企業の経営者様や起業して成功された方、会社を売却された方、また、スポーツ選手や医師、弁護士などの専門職の方もいらっしゃいます。こうした方々は大変お忙しく、ご自身の資産運用にあまり時間を費やせないのが実情です。プライベートバンクの存在意義は、専門家集団としてそのようなお客様を全面的にサポートし、安心して本業にご専念いただけるよう尽くす点にあります。グローバル金融機関として変化するマーケットの最新動向や情報を常時ウォッチし、分析し、いち早くお届けできる点も高い評価をいただいています。
福島 具体的にどのような方法で資産保全や運用をサポートするのでしょうか?
渡瀬 まず、お客様のニーズや人生設計を十分に「理解」し、ご要望に基づき、幅広い選択肢から金融商品やサービスを組み合わせた運用プランを「ご提案」します。そして、お客様との「合意」のもとで「実行」に移します。その後も運用状況を常時モニタリングし、「検証」し、結果を定期的にご報告します。市場環境は常に変化し、歳月とともにお客様のニーズも変わりますが、UBSウェルス・マネジメントでは、この「理解」「提案」「合意と実行」「検証」のサイクルを繰り返し、投資戦略、運用プランが常にお客様に適したものであるよう確認していきます。
NHK、TBSなどで報道番組を担当。テレビ東京の経済番組や『サンデー毎日』での連載対談など500人を超える経営者を取材。企業の社外取締役、経営アドバイザーも務める。
福島 UBSは世界の主要金融センターに拠点を有していますが、それはどう顧客サービスに活かされているのでしょうか?
渡瀬 我々の強みのひとつは、調査力です。ウェルス・マネジメントの専門調査部門であるチーフ・インベストメント・オフィスは、世界各地に配したアナリストやエコノミストから直接情報を集め、日々集約・分析し、「有望な投資機会は?」「どのようなリスクがあるのか?」など、投資家にとって重要なポイントをまとめたUBSの見解(ハウスビュー)を策定しています。グローバルな情報から日本のお客様に合った内容を選定・編集したジャパン・アドバイザリー・パッケージもご用意し、こうした情報・洞察に基づき、お客様を担当するクライアント・アドバイザーが具体的なアドバイスをさせていただきます。また、アナリストや金融商品の専門家が同行し、直接ご説明することもあります。