お金はあるだけ使っちゃうんです

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堀井貴之さん(仮名・36歳)

「僕は今でも“給料は必ず右肩上がりになる”と信じてるんですよ」

ほとんどの人が給与頭打ちで、先行きに不安を抱えているこの時代にあって、こんな能天気とも取れる発言をするのは、堀井貴之さん(36歳)だ。

いわゆる就職氷河期世代である堀井さんは大学卒業後、銀行に就職し、その後3度の転職を経て、現在は外資系IT企業で部長を務めている。現在の税込み年収はおよそ1100万円。住まいはベイエリアのタワーマンション、共稼ぎの妻と2人で暮らしている。だが、現在の貯蓄額は「50万円程度」で、貯まってもすぐ使い切ってしまうという。

「お金はあるだけ使っちゃうんです。まずは旅行。ひと味違った旅行が好きなんですよ。欧州クルーズとか南極大陸とか、1回100万~200万円は使います」

衝動買いはしょっちゅう。ブランド物も好きだという。たしかに身につけているのは一見して高級とわかるものばかり。バブル世代顔負けの「肉食系消費パワー」である。

「でも、一番使っているのは飲み食い、かな」

ベンチャー起業家などの仲間と毎晩のように食事をしながら親交を深める。支払いはすべて堀井さんのおごりだ。

「将来は“いつもは社内でフラフラして、イザというときは素早く人を集めてプロジェクトをバシっと決められるおっさん”になりたいんです」