2013年2月12日(火)

銀座クラブママが証言「エラくなる男の共通点」

PRESIDENT 2013年3月4日号

著者
白河 桃子 しらかわ・とうこ
少子化ジャーナリスト、作家、相模女子大客員教授

白河 桃子少子化ジャーナリスト、作家、相模女子大客員教授、経産省「女性が輝く社会の在り方研究会」委員。
東京生まれ、慶応義塾大学文学部社会学専攻卒。婚活、妊活、女子など女性たちのキーワードについて発信する。山田昌弘中央大学教授とともに「婚活」を提唱。婚活ブームを起こす。女性のライフプラン、ライフスタイル、キャリア、男女共同参画、女性活用、不妊治療、ワークライフバランス、ダイバーシティなどがテーマ。「妊活バイブル」共著者、齊藤英和氏(国立成育医療研究センター少子化危機突破タスクフォース第二期座長)とともに、東大、慶応、早稲田などに「仕事、結婚、出産、学生のためのライフプランニング講座」をボランティア出張授業。講演、テレビ出演多数。学生向け無料オンライン講座「産むX働くの授業」(http://www.youtube.com/user/goninkatsu)も。著書に『女子と就活 20代からの「就・妊・婚」講座』『妊活バイブル 晩婚・少子化時代に生きる女のライフプランニング』『婚活症候群』、最新刊『「産む」と「働く」の教科書』など。

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白河桃子=文 澁谷高晴=撮影 PIXTA=写真
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政財界をはじめ、数多のエリートを接待する銀座のクラブ。超一流クラブのママたちは将来の出世頭をどう見分けるのか。

情熱的で努力家でまず目が違う

夜の灯がともると、銀座はまったく別の顔を見せる。主役はもはや表通りのブランド店ではない。日本の好況不況を潜り抜け、灯をたやさずに看板を掲げてきたクラブという存在と、そこで働く女性たちだ。女性たちはもちろん、日本の浮沈とともに、幾多の男たちの浮き沈みも見ている――。そんな一流クラブのママに「出世する男」の特徴を聞いてみた。

「私がお客様について、あれこれ言うのは僭越ですが……」と口調は上品だが、ママたちの金言は鋭い。いずれも銀座の水に鍛えられ、百戦錬磨の女性たちだ。男性だけでなく、人間観察のプロでもある。

吉行淳之介、遠藤周作、柴田錬三郎など、名だたる文化人が通ったクラブである魔里の大久保マリ子ママはこんなふうに語ってくれた。

「出世する人は若いころから勢いがある。今は大先生となった人も知り合ったころは新人だったわけですが、情熱的で努力家で、まず目が違うんです」

そして伸びる男たちはいつも「人」に囲まれているとママたちは語る。

「人として魅力に溢れていて、魅力に人が吸い寄せられていく。この人のためなら努力を惜しまないという人に恵まれることで仕事は成功を収めるのです」(クラブ 由美・伊藤由美ママ)

銀座とはただ成功者が集い、湯水のように美しい女性たちにお金を注ぐ場所ではない。銀座をうまく使いこなし、味方につけた男性が出世するのだ。

その意味でクラブは「第二のビジネスの場」でもある。クラブ 稲葉のママ、白坂亜紀さんは「私たちは『第二秘書室』とも呼ばれているんですよ」という。早稲田大学を卒業し、29歳で自分の店を構えてから、15年以上銀座という街に関わってきた。

「重要なお取引先の接待では担当ホステスまで決まっている会社もあります。この会社の接待ではこの子、というように大きな接待は会社とクラブの連携プロジェクトのようなもの。だからこそ、部下やクラブのスタッフをうまく使える人が成功する男性です」

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