メディアの商業的戦略にだまされず内面の美しさを磨く

中嶋英雄『自分の見た目が許せない人への処方箋』(小学館)
中嶋英雄『自分の見た目が許せない人への処方箋』(小学館)

心身ともに大きな変化に揺れ動く思春期ですが、その先には本来、可能性しかありません。これから輝いていく自分をイメージしながら、内面を磨く準備をはじめる大切な時期です。外見と心は切り離すことのできないものですから、考え方や心のあり方が顔や表情にあらわれます。知性や教養が豊かな人は自信に満ちて見えますし、品性があって所作や立ち居振る舞いが美しい人も、やはり魅力的です。

リサさんは、カウンセリングをするなかで、こうした内面の美しさについて理解してくれるようになりました。レジリエンス(回復力)が充分に育まれ、美容整形の結果に折り合える力があると判断できるようになったら、大学入学後には美容整形の相談をしよう。そう約束をしたところです。

中嶋 英雄(なかじま・ひでお)
精神科医、形成外科医

1973年慶應義塾大学医学部卒業。1988~2010年慶應義塾大学医学部形成外科学同助教授、准教授を経て、精神科に転科し群馬病院勤務。現在は美容整心メンタル科を掲げ、身体醜形症、不安症などの神経症、整形依存、パーソナリティ障害の治療を行っている。著書に『ほんとうに美しくなるための医学』(アートデイズ出版)。