学資保険のデメリット2:中途解約すると元本割れのリスクが高い

学資保険では、18歳の満期になる前に解約をした場合、元本割れをする可能性が高くなります。

学資保険を利用しつつ、潤沢な資金を手元に置いておけるなら問題ありませんが、そうでない場合に学資保険だけに頼りすぎると予定外の支出に対応できません。結果として、中途解約のリスク、ひいては元本割れのリスクが高まります。

学資保険を使うことで、長い期間をかけてお金を減らしてしまうことになるのは避けたいところです。

マーカーで書かれた「学資保険」の文字
写真=iStock.com/Seiya Tabuchi
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学資保険のデメリット3:返戻率が低い

払い込んだ保険料の総額に対して受け取れる満期の保険金の割合(返戻へんれい率)は現在、高くても110%程度が相場です。あくまでも学資保険は「保険」であって、運営上、少なくないコストがかかっているからです。

また学資保険には、オプションで子どもの医療保険がついているケースもあります。これがまたコストがかかる原因になっています。

なかには子どもに医療保険を掛けたい人もいるでしょうが、その場合は学資保険として掛けるのではなく、掛け捨ての医療保険のほうがずっと割安になるでしょう。さらに、子どもの医療費無償化などの助成制度がある地域もありますから、子どもの医療保険として多額の費用をかける必要はありません。