昼休みから30分置いたほうがいい

● 午後イチの会議は13時30分以降に開始する

午後イチの会議は、13時ではなく13時30分開始にする。30分ずらすだけでも眠気覚ましの効果がありますし、その30分の間でゆっくりトイレに行ったり、昼寝をしたり、メールをチェックして返したりすることができ、メンバーもファシリテーターも午後の会議に集中することができます。

● 月曜朝イチの会議はアイスブレークから入る

月曜朝イチの会議は、いきなり本題や重要事項の連絡から入るのではなく、アイスブレークから入る。気持ちもほぐれますし、やむをえない事情で遅れてくる人の救済にもなります。

ただし、「朝礼で持ち回りで何か話す」といった取り組みは、人によってはプレッシャーに感じるので要注意。「自分の番が回ってくると思うと、土曜日から緊張して、週末ゆっくり休めない」という人も実際にいます。

1時間に5分~15分の休憩を入れる

● 休憩やストレッチを挟む

疲れてきたと思ったら、休憩を。5分や10分の休憩でもリフレッシュできます。あるいは、手軽にできるストレッチ体操を皆でやってみるのもアリですね。心も体もほぐれます。

オフィスでストレッチをする人たち
写真=iStock.com/AndreyPopov
※写真はイメージです

「休憩を制する者は場を制する」と言っても過言でありません。私の持論ですけれども(苦笑)。休憩は場の空気や流れを変えたり、その後の進め方をいったん検討したりと、その場を建設的に進めていくための大事なツールです。適度に休憩を挟みながら、場の進行をしていきましょう。

休憩の取り方は、時と場合によりますが、「50分~60分に一度、10分程度の休憩をとる」くらいの塩梅で考えてみてはいかがでしょうか。人が集中して話を聞いたり、議論に集中できるのは40分~50分程度ともいわれています。その意味では、小学校の45分授業は合理的な時間設定と考えることができます。

50分ないし60分+10分休憩のサイクルで会議や講義を進めるのでは休憩が多すぎると思われる場合は、90分おきにし、合間にペアワークやグループディスカッションなど、景色が変わるインタラクティブな場を入れることで、気持ちを切り替える――そのようなアレンジがいいと考えます。