運動嫌いも「数値改善効果」で継続できる

運動音痴の彼が半信半疑で始めたスクワットですが、数値が改善されたことではげみになり、今も続けているということです。

このように運動が苦手な人も、結果が出ると続けようという気持ちになるのです。

これには理由があります。運動するとテストステロンというチャレンジングホルモンが出てくるからです。まったく運動音痴な人でも、達成感があると、もっと高いレベルに挑戦するようになるのです。

多様な人々が集う公園での幸せな時間
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ズボラ筋トレで認知症予防を

巣ごもり生活が続いたことで、心配なのは認知症です。家にこもりがちな生活をしていると、脳への刺激が少なくなって、認知機能が低下する危険性があるからといわれているからです。

これからその影響が現れてくる可能性があります。

だからこそ、ズボラ筋トレを始めてほしいのです。認知症の予防に運動がよいことは改めていうまでもありません。運動が認知症に効果的であることは、世界中のさまざまな論文で発表されています。

とくに認知機能の向上には、筋活運動とウォーキングなどの有酸素運動が効果的といわれています。