2012年2月15日(水)

Bクラスの人はCクラスの人と仕事をしたがる:グーグル元社長

「頼れる人はここが違う」有名社長のわが本音【6】

PRESIDENT 2010年3月15日号

宮内 健=構成 相澤 正=撮影
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イノベーションはコミュニケーションから

「Aクラスの人はAクラスの人と仕事をしたがる。Bクラスの人は、Cクラスの人と仕事をしたがる」

シリコンバレーでは昔からこう言われる。グーグルでも「自分より優れた人を採用しなさい」と常に言われる。

ただし、グーグルではどんなに才能があってもコミュニケーションが下手だったり、あまりに偏屈で人の言うことを聞かないような人は採用されない。

地頭がよく、皆が一目置くような職務経験があり、リーダーシップも持っている。社内ではそれを「グーグリー」と呼んでいるが、そうした採用するうえでの厳格な基準を我々は持っている。

経営者から見て頼れる幹部、あるいは部下から見て頼れるリーダーの条件にはいろいろな要素があるが、「嘘をつかない」「悪いことをしない」といった、基本的な素養がまず必要になる。

“Don't be evil.”(邪悪になるな)

グーグルの中にはこんな言葉がある。悪事を働かなくてもお金は稼げる、ということだ。

リーダーになる人はビジョンを持ち、ぶれないことが大事である。いつもぶれていたら人はついてこない。だが、同時に臨機応変でなければいけない。ぶれないということは、頑迷とは違う。

自分の主張が様々な理由で必ずしも正しくない状況になったとき、それをきちんと認めて修正するプロセスをとれるかどうか。それができない人はリーダーの素養に欠けている。

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