2008年10月13日(月)

あなたのサイフは“ブタサイフ”になってませんか?

診断!今、お金が貯まる人の「財布」の共通点

PRESIDENT 2008年5月19日号

著者
藤川 太 ふじかわ・ふとし
ファイナンシャルプランナー

藤川 太

1968年、山口県生まれ。ファイナンシャルプランナー。東京、大阪、名古屋に拠点を持つ「家計の見直し相談センター」の看板相談員。教育費と老後資金の危機を憂える著書『サラリーマンは2度破産する』(朝日新書)や『1億円貯める人のお金の習慣』(PHP研究所)が好評。

執筆記事一覧

家計の見直し相談センター 藤川 太/山田清機=構成 永井 浩=撮影
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【サイフ1】

<strong>【サイフ1】</strong><br>
レシートがたまりすぎてお札が埋もれている。財布はパンパンで折り曲げようとしても完全には畳めず、戻ってくる。誰の目にも診断結果は明らかか?
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【サイフ1】レシートがたまりすぎてお札が埋もれている。財布はパンパンで折り曲げようとしても完全には畳めず、戻ってくる。誰の目にも診断結果は明らかか?

絶対にお金が貯まらない人の財布である。この財布の持ち主はお金にルーズであると、断言してもいい。あらゆる意味において、最低、最悪の財布だ。

まず、型崩れが激しい。これは、扱いが粗雑なだけでなく、そもそも材質が柔らかいことを意味する。そういう財布を選んでしまう時点で、すでに、持ち主にはお金を慈しむ気持ちが希薄である。

さらに、レシートとお札を混在させている。しかも、大量のレシートが財布をブタのごとく膨張させている。財布から定期的にレシートを取り出さないということは、持ち主が支出を記録していないことを意味する。こういう財布を持っている人で家計簿をつけている人は見たことがない。同時に、レシートにお札が紛れている状態では、現在、財布にいくらお金が入っているかを把握することも不可能。万事、アバウトなのだ。

この人物は、お金を愛していない。そして、お金の管理もまるでできていない。これでお金が貯まったら、奇跡である。

【サイフ2】

<strong>【サイフ2】</strong><br>
マネークリップのみを使用し、お札を持ち歩いている。小銭は直接ズボンのポケットへ。よく言えはシンプルなサイフだが、診断結果はいかに?
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【サイフ2】マネークリップのみを使用し、お札を持ち歩いている。小銭は直接ズボンのポケットへ。よく言えはシンプルなサイフだが、診断結果はいかに?

いわゆる、マネークリップである。しかも、ルイ・ヴィトン。ブランド物を使っていることから推測して、持ち主はある程度お金を稼ぐ人か、そもそも資産のある家に生まれた人物であると思われる。

しかし、持ち主はさほど貯蓄は持っていないはずだ。あるいは、貯蓄の必要がないほど資産があるのかもしれないが、いずれにせよ、自力でつくった貯蓄はごく少ないはずだ。なぜなら、お金に対する執着がまったく感じられないからだ。

お金を貯めることに執念を燃やしている人は、絶対にマネークリップを使わない。大富豪でマネークリップを使っている人は、皆無であると言っていい。

マネークリップとは、そもそも欧米で、チップをスマートに渡すための道具として発達した。そこで重視される機能は“出しやすさ”。そんな道具を、お金を貯めたい人が使うわけがない。

しかも、チップを渡す習慣のない日本でこれを使うとなれば、持ち主が意識しているのは、お金を払う際の“格好よさ”だけである。つまり、持ち主は、いくら稼いでもすぐに使ってしまう人物。ズバリ、浪費家である。

さらに、財布を持っていないということはレシートもポイ捨てだろうから、いくら使ったかを把握していないはずだ。フローは大きいかもしれないが、ストックをつくれない。資産が底をついたとき、地獄を見ることになるだろう。

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