どうすれば清潔な身だしなみを維持できるのか。YouTubeで「大人男子の身だしなみ」を発信する宮永えいと氏は、「オシャレのセンスがない人でも清潔さは維持できる。大切なのは見た目の格好良さではなく、人に対して自分を整えるというビジネス的な見た目の捉え方だ」という——。(第1回/全2回)

※本稿は、宮永えいと『大人男子の「超」清潔感ハック』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

ドルマークの金色ネックレスを身に着けた実業家
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「モテたい」から「清潔感を出したい」に変わるキッカケ

皆さんは今、何歳くらいでしょうか。アラサー世代から、50代以降の方もいらっしゃるかと思います。

そこで質問ですが、まだ20代前半で大学生前後だったとき、ファッションやヘアスタイルなど「見ため」を少しでも気にしていましたか?

おそらく、ほとんどの人が首を縦に振るでしょう。特に、東京の大学に通っていた男性では限りなく多いのではないでしょうか。

見ためを気にする原動力の多くは「モテたいから」「就職活動のため」だと感じます。恥ずかしながら、僕も学生時代に何か行動を起こすきっかけは、ほぼ「モテたいから」でした。

インターネット掲示板をやっていたときでさえ、あわよくば「見ためを磨いてモテたい」と思っていたはずです。スポーツやバンド、読書やインテリア、もちろんファッションや髪型も、きっかけはみんなそうでした。

そして、就活のときに初めて清潔感を意識するようになりました。